ジョン・ル・カレとは?
じょんるかれ
ジョン・ル・カレとは、20世紀を代表するイギリスのスパイ小説作家で、『寒い国から帰ってきたスパイ』などの作品で知られる国際的なベストセラー作家です。
ジョン・ル・カレ(John le Carré、本名デイヴィッド・ジョン・ムア・コーンウェル、1931〜2020年)は、イギリスのスパイ小説(スパイスリラー)の第一人者として知られる作家です。MI5(国内情報局)やMI6(対外情報局)に実際に勤務した経験を持ち、その体験をもとにしたリアリティある諜報世界の描写が高い評価を受けました。
1963年に発表した『寒い国から帰ってきたスパイ(The Spy Who Came in from the Cold)』は世界的なベストセラーとなり、「スパイ小説は娯楽ではなく文学である」と再認識させた画期的な作品です。イアン・フレミングのジェームズ・ボンド像とは対照的に、疲弊した人間としての諜報員を描いたことで、スパイ小説の質を大きく変えました。
代表作には以下があります。
- 『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』――二重スパイを追う傑作
- 『スマイリーと仲間たち』――スマイリーシリーズの集大成
- 『ナイロビの蜂』――製薬業界の闇を描く社会派サスペンス
- 『寒い国から帰ってきたスパイ』――デビュー作にして代表作
冷戦終結後も精力的に執筆を続け、テロリズムやグローバル企業の腐敗などを題材とした作品を発表し続けました。2020年に死去しましたが、その文学的遺産は現代のスパイ小説に大きな影響を与え続けています。
使い方・例文
スパイ小説の古典を語る際には必ずル・カレの名が挙がります。映画化された『裏切りのサーカス』や『ナイロビの蜂』でその名を知った方も多いでしょう。
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