ジョルジュ・カンディリスとは?
じょるじゅかんでぃりす
ジョルジュ・カンディリスは、ギリシャ出身のフランスの建築家で、ル・コルビュジエの事務所で活躍した後に独立し、集合住宅や大学キャンパスの設計で知られています。
ジョルジュ・カンディリス(Georges Candilis、1913〜1995年)は、ギリシャ生まれでフランスを拠点に活動した建築家です。ル・コルビュジエの事務所での勤務を経て独立し、シャドラック・ウッズ、アレクシス・ジョジックとともに「カンディリス・ジョジック・ウッズ(CJW)」事務所を設立。戦後フランスの大規模住宅計画と建築教育施設の設計において重要な役割を果たしました。
カンディリスが活躍した1950〜60年代は、フランスが戦後の住宅不足を解消するために「グラン・アンサンブル」と呼ばれる大規模な郊外集合住宅団地を各地に建設した時代です。CJW事務所はこうしたプロジェクトを数多く手がけながら、単なる量産住宅に留まらない居住環境の質の向上を目指しました。
彼らの設計思想の主な特徴は次の通りです。
- 歩行者優先のネットワーク状動線計画(「ステム」概念)
- コミュニティの形成を促す共有空間の重視
- 北アフリカの伝統的な集落構造からの着想
- フランク・フリーユニバーシティ(西ベルリン)などの大学キャンパス設計
カンディリスの業績は、戦後の集合住宅設計における社会的・空間的課題への先駆的な取り組みとして、現代の都市計画や建築理論の中でも参照され続けています。
使い方・例文
戦後ヨーロッパの集合住宅計画の歴史を学ぶと、ジョルジュ・カンディリスらが手がけた団地設計がその転換点の事例として取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: