ジョアン2世とは?
じょあんにせい
ジョアン2世とは、15世紀後半のポルトガル王で、大航海時代の基盤を築いた「完全王」と称される国王です。
ジョアン2世(João II、1455〜1495年)は、ポルトガル王国の国王で、1481年から1495年まで在位しました。「完全王(O Príncipe Perfeito)」という称号で知られ、ポルトガルが世界的な海洋大国へと飛躍する礎を固めた君主として高く評価されています。
国内政治においては、王権の強化に力を注ぎ、貴族層の反乱を鎮圧することで中央集権化を推し進めました。有力貴族のブラガンサ公を処刑するなど、強硬な手段をいとわず、王国の安定を実現しました。
対外政策では、アフリカ沿岸の探検を積極的に推進しました。バルトロメウ・ディアスによる喜望峰到達(1488年)はその成果の一つであり、インドへの航路開拓という長年の夢を現実に近づけました。またスペインとの間でトルデシリャス条約(1494年)の締結を主導し、世界の海域を両国で分割する取り決めを成文化しました。
クリストファー・コロンブスの提案を一度は却下したことでも知られますが、これはポルトガル側の地理的計算に基づく判断でした。ジョアン2世の統治はわずか14年でしたが、後継者マヌエル1世のもとでのヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓は、彼が積み上げた政治的・航海的遺産の上に成り立っています。
使い方・例文
「ジョアン2世の治世にバルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達し、ヨーロッパからインドへの航路探索が大きく前進した」というように、大航海時代を語る文脈で登場します。
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