ジャファル・パナヒとは?
じゃふぁるぱなひ
ジャファル・パナヒはイランの映画監督で、社会的・政治的な制約のなかでも独創的な手法で映画を作り続ける姿勢で国際的に高く評価されています。
ジャファル・パナヒ(Jafar Panahi、1960年〜)は、イラン・タブリーズ出身の映画監督・脚本家です。アッバス・キアロスタミ監督に師事し、映画制作を学びました。社会の周縁に生きる人々、とりわけ女性や子どもの視点を丁寧に描く作風で知られています。
1995年の長編デビュー作『白い風船』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(最優秀新人監督賞)を受賞して国際的に注目されました。その後も『鏡』『チャドルと煙草』『オフサイド』など、ドキュメンタリーと劇映画の境界を曖昧にした独自の手法で多くの作品を発表しています。
2010年、イラン当局は彼に対して映画制作・国外渡航・インタビューを20年間禁じる判決を下しました。しかしパナヒはこの禁令のもとでも映画制作をやめず、以下のような作品を発表しました。
- 『これは映画ではない』(2011年)— 自宅に閉じ込められた自身を記録
- 『閉じられたカーテン』(2013年)— 検閲下の孤立を描く
- 『タクシー』(2015年)— タクシーを舞台にした疑似ドキュメンタリー、ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
表現の自由を求めて制作を続けるその姿勢は世界の映画人から支持を受けており、現代映画史における良心的な作家として位置づけられています。
使い方・例文
「映画祭の特集上映でジャファル・パナヒの作品を観て、制約のなかでも表現の自由を追い求める映画監督の在り方に深く感銘を受けました。」
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