シーア派とは?
しーあは
シーア派とは、イスラム教の二大宗派の一つで、預言者ムハンマドの従兄弟・娘婿であるアリーとその子孫を正統な指導者(イマーム)とする宗派です。
シーア派(シーアは)は、イスラム教(イスラーム)の主要宗派の一つで、全世界のムスリム(イスラム教徒)のうちおよそ10〜15パーセントを占めます。最大宗派のスンニ派に次ぐ規模を持ち、イラン・イラク・バーレーン・レバノンなどで多数派を形成しています。
シーア派の名称は、アラビア語で「党派・支持者」を意味する「シーア・アリー(アリーの党派)」に由来します。預言者ムハンマドの死後、イスラム共同体の指導権をめぐる対立からスンニ派と分かれました。シーア派はムハンマドの血縁であるアリー・イブン・アビー・ターリブとその子孫のみが正統な指導者(イマーム)であると主張します。
シーア派の主な特徴は以下のとおりです。
- イマーム論:アリーの系譜に連なるイマームを霊的・政治的権威として重視する
- カルバラーの悲劇:680年にアリーの子フサインがカルバラーで殉教した事件を特に重視し、毎年「アーシューラー」として追悼する
- 多様な分派:十二イマーム派(最大勢力)・イスマーイール派・ザイド派などに分かれる
現代において、シーア派はイランのイスラム共和国の国家宗教として政治的にも大きな影響力を持ちます。中東の宗派対立の文脈でしばしば注目される存在であり、国際政治においても重要な宗教的・文化的集団です。
使い方・例文
イランは国民の大多数がシーア派(十二イマーム派)であり、1979年のイスラム革命以降はシーア派の法学者が国家の最高指導者を務める体制が続いています。
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