シャルル6世 (フランス王)とは?
しゃるるろくせい
シャルル6世とは、14〜15世紀のフランス王で、精神疾患に苦しみながら長期在位し、英仏百年戦争の混乱期に国を治めた人物です。
シャルル6世(1368〜1422年)は、ヴァロワ朝のフランス国王として1380年から1422年まで在位しました。幼くして王位を継いだため、即位当初は叔父たちが摂政として実権を握りました。成人後はいったん自ら政治を主導しましたが、1392年頃から精神疾患(統合失調症様の症状)を発症し、自分がフランス王であることを忘れたり「ガラスでできている」と信じて触れられることを恐れたりするなど、深刻な発作を繰り返しました。
その治世中は叔父のブルゴーニュ公派とアルマニャック派が激しく対立し、国内が内乱状態に陥りました。さらに英仏百年戦争が再燃し、1415年のアジャンクールの戦いでイングランドのヘンリー5世に大敗。1420年にはトロワ条約によりシャルル6世の娘カトリーヌをヘンリー5世と婚姻させ、フランス王位継承権をイングランドに譲渡するという屈辱的な内容に調印しました。息子の王太子(後のシャルル7世)は廃嫡とされました。
シャルル6世は「狂王」とも「愛された王」とも呼ばれ、その波乱の治世はフランス中世史における最も混乱した時代のひとつとして記録されています。
使い方・例文
中世フランス史や百年戦争を学ぶ際に、「狂王」として知られるシャルル6世の名前がしばしば取り上げられます。
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