百年戦争とは?
ひゃくねんせんそう
百年戦争とは、1337年から1453年にかけてイングランドとフランスの間で断続的に続いた戦争で、フランス王位継承権をめぐる争いが主な原因です。
百年戦争とは、1337年から1453年までの約116年間にわたって、イングランド(英国)とフランスの間で断続的に繰り広げられた一連の戦争です。単一の連続した戦争ではなく、休戦と戦闘を繰り返した複合的な紛争として理解されています。
主な原因はフランス王位継承問題でした。カペー朝が断絶した後、イングランド王エドワード3世がフランス王位を主張したことが直接の発端です。加えて、ギュイエンヌ(ガスコーニュ)地方の領有権やフランドル地方の貿易利権をめぐる対立も背景にありました。
戦争は大きく4段階に区分されることが多く、各段階で局面が変化しました。
- クレシーの戦い(1346年)などイングランドが優勢な時期
- 黒死病の流行による中断期
- アジャンクールの戦い(1415年)でのイングランド大勝
- ジャンヌ・ダルクの登場(1429年)によるフランスの反攻と逆転
ジャンヌ・ダルクはオルレアン包囲を解き、フランス軍の士気を大いに高めました。その後フランスは着実に領土を回復し、1453年にボルドーを奪還して事実上の終結を迎えました。
百年戦争はフランスとイングランドの国民意識(ナショナリズム)の形成を促し、中世封建社会から近代国家へと移行する転換点として歴史的に重視されています。
使い方・例文
世界史の授業では、ジャンヌ・ダルクの活躍やフランス・イングランドの国民意識の芽生えを説明する際に百年戦争が登場し、中世ヨーロッパ史の重要な出来事として学びます。
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