ザハ・ハディドとは?
ざは・はでぃど
ザハ・ハディドは、流動的な曲線と大胆な造形で知られるイラク系イギリス人建築家で、女性として初めてプリツカー賞を受賞した20世紀〜21世紀の巨匠です。
ザハ・ハディド(Zaha Hadid、1950〜2016年)は、イラク・バグダッド生まれのイギリス人建築家です。ベイルート・アメリカン大学で数学を学んだ後、ロンドンのAAスクール(建築協会付属建築学校)に進み、レム・コールハースに師事しました。1980年に独立してザハ・ハディド・アーキテクツを設立し、世界的な建築家へと成長しました。
ハディドのデザインの核心は、デコンストラクティビズム(脱構築主義)と呼ばれる流れに属し、直線や直角を排除した流動的な曲線、地面から浮き上がるような動的な造形が特徴です。「建築に不可能はない」と言われるほど挑戦的な形態を実現するために、コンピューター支援設計(CAD・BIM)を積極的に活用しました。
代表作には以下のものがあります。
- ヴィトラ消防署(ドイツ、1993年):初期の脱構築主義作品
- MAXXI国立21世紀芸術博物館(ローマ、2010年):流れるような白い曲面が印象的な美術館
- 広州オペラハウス(中国、2010年):川の石をモチーフにした有機的フォルム
- ロンドン・アクアティクスセンター(2011年、2012年ロンドン五輪会場)
2004年にはプリツカー賞を女性として初めて受賞。2020年東京オリンピックの新国立競技場設計コンペで当初最優秀案に選ばれた(後に計画変更で別案が採用)ことで日本でも広く知られています。2016年に65歳で急逝しましたが、その革命的な建築スタイルは現在も世界中に影響を与え続けています。
使い方・例文
現代建築や女性建築家を語る文脈で、「ザハ・ハディドは曲線と流動感を極めた建築で、20世紀末から21世紀の建築界に革命をもたらした」のように紹介されます。
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