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サーリネン曲面とは?

さーりねんきょくめん

サーリネン曲面とは、フィンランド出身の建築家エーロ・サーリネンが用いた、なめらかな曲線・曲面を特徴とする有機的な造形スタイルのことです。

サーリネン曲面とは、アメリカで活躍したフィンランド建築家エーロ・サーリネン(1910〜1961年)が数多くの建築作品において採用した、流線型・双曲線的な曲面フォルムの総称です。

サーリネンは直線や平面を多用する従来の近代建築とは一線を画し、貝殻や鳥の翼を連想させるような有機的な形態を積極的に取り入れました。代表作としてよく挙げられるのが、ニューヨークのJFK国際空港にあるTWAフライトセンター(現TWAホテル)です。ここでは屋根全体が翼を広げた鳥のような双曲放物面で構成されており、内部空間も曲面で連続する彫刻的な印象を与えます。

構造的には、薄肉のシェル構造(シェルコンクリート)を駆使することで、大きなスパンを柱なしで架け渡すことを可能にしています。このような曲面は数学的には双曲放物面や放物線回転体として記述でき、設計には高度な構造計算が必要でした。

サーリネン曲面が建築界に与えた影響は大きく、後の「有機的建築」やパラメトリック・デザインの先駆けとも評されます。芸術的な造形美と構造的合理性を両立させた点が、今日でも建築・デザイン分野で高く評価される理由です。

使い方・例文

「あの空港ターミナルはサーリネン曲面を取り入れた設計で、内部空間が彫刻のように連続している」といった形で、建築デザインの解説や美術・芸術の文脈で登場します。

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