フォルムとは?
ふぉるむ
美術・デザインにおいて物の形態・外形・立体的な構造そのものを指す概念で、色彩や素材とともに造形の基本要素のひとつです。
フォルムはドイツ語・フランス語の「Form」に由来する美術用語で、物体の外形・輪郭・立体的な形態を総合的に指します。日本語では「形態」「造形」と訳されることもあります。
美術においてフォルムは、色彩(カラー)、テクスチャー(質感)、スペース(空間)などとともに造形の根本的な要素とされます。絵画では二次元上の輪郭や面の構成として捉えられ、彫刻や建築では三次元の立体的なかたちとして把握されます。
フォルムには大きく分けて以下のような区別があります。
- 具象的フォルム:自然物や人体など現実に存在するものを模したかたち。
- 抽象的フォルム:特定の対象を持たず、純粋に形そのものを追求したかたち。20世紀以降の抽象絵画・抽象彫刻が代表例。
- 有機的フォルム:生物の形態に由来するなめらかで曲線的なかたち。
- 幾何学的フォルム:円・正方形・球体など数学的な規則性を持つかたち。
美術教育や批評の場では、作品がいかなるフォルムをとるかが表現の核心的な問いとなります。また工業デザインやプロダクトデザインでも、機能性と審美性を両立させるフォルムの追求は重要な課題です。
使い方・例文
「この彫刻は有機的なフォルムが際立っている」「プロダクトのフォルムを一から見直す」という形で、造形・デザインの議論で頻繁に使われます。
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