サキソニーとは?
さきそにー
サキソニーとは、メリノウールなどの細い羊毛を使って織り上げた、柔らかく上品な風合いの高級毛織物の一種です。
サキソニー(Saxony)とは、もともとドイツのザクセン(Saxony)地方で産出・加工されていた高品質なウール生地に由来する名称で、現在ではメリノウールなどの極細繊維を使った柔軟で光沢のある毛織物の総称として用いられています。
サキソニーの特徴は以下の点にあります。
- 素材:メリノウールなど繊維が細く上質な羊毛を使用する
- 組織:平織りまたは綾織りが多く、緻密な組織が表面の滑らかさを生む
- 風合い:なめらかで柔らかく、上品な光沢がある
- 保温性:細番手の糸を密に織るため保温性に優れる
歴史的にはザクセン地方がメリノ羊の飼育で名高く、同地産のウールは18〜19世紀にかけて欧州最高品質の素材として評価されていました。その名声が地名に由来する織物ブランドとして定着したものです。
現代のファッション業界では主にコートやスーツ地として利用され、クラシックなテーラードウエアに多く採用されています。同様の高級ウール素材であるカシミアやビキューナとは異なり、比較的手に届きやすい価格帯であることも普及の要因です。
使い方・例文
冬物のクラシックコートやビジネススーツの生地として「サキソニー仕上げ」と記された素材が使われており、店頭でその滑らかな手触りと上品な光沢感が高い評価を得ています。
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