ドビー織とは?
どびーおり
ドビー織とは、ドビー機構を使って経糸を個別に制御し、幾何学模様や小紋柄を織り出す織物の技法です。
ドビー織とは、ドビーと呼ばれる機械装置を織機に取り付け、多数の経糸を個別に上下させることで、繰り返しの幾何学模様や小さな紋様を生地全体に表現する織物技法のことです。
通常の平織りや綾織りでは一定のパターンで経糸を動かすだけですが、ドビー機構では最大で32本前後の経糸グループを独立して制御できます。これにより、格子柄・千鳥格子・ドット模様・小花模様など、平織りでは作れない変化のある柄を比較的簡単に量産できます。ジャカード織のように複雑な絵柄には対応しませんが、繰り返し模様を効率よく織り出す点では非常に優れた仕組みです。
代表的な用途としては次のものが挙げられます。
- シャツ地・ドレスシャツ生地(ドビーシャツ)
- タオル地(ドビータオル)
- テーブルクロスやクッションカバーなどのインテリアファブリック
- ジャケットや女性用スカートの表地
ドビー機構はもともと19世紀のイギリスで発達し、産業革命期の紡織技術の進歩とともに普及しました。現代では電子制御のドビー機が主流となり、コンピュータでパターンを設定することで多彩な意匠を短時間で切り替えられます。素材を問わず綿・麻・ポリエステル・シルクなどに対応し、幅広いファッション・インテリア分野で活用されています。
使い方・例文
「このシャツはドビー織の生地を使用しているため、光の角度によって小さな格子柄が浮かび上がります」のように、生地の素材説明や商品タグで登場します。
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