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サイレント映画とは?

さいれんとえいが

サイレント映画とは、台詞や効果音などの音声を収録せずに制作された、映像と字幕だけで物語を伝える初期の映画形式です。

サイレント映画(無声映画)とは、音声(台詞・効果音・音楽トラック)が映像に収録されていない映画のことで、主に映画産業草創期の1890年代から1920年代末にかけて制作・上映されました。「トーキー(音声映画)」が普及する以前の映画の主流形式です。

サイレント映画では、俳優の台詞や場面説明を字幕(インタータイトル)として画面に挿入することで物語を補足しました。また、劇場では生演奏のピアニストやオーケストラが映像に合わせて音楽を演奏し、観客に感情的な臨場感を与えていました。音がない分、俳優は誇張された表情や身振り手振り(パントマイム)で感情を表現することが求められました。

サイレント映画の時代には多くの名作と名優が生まれました。

  • チャールズ・チャップリン(「キッド」「街の灯」など)
  • バスター・キートン(「将軍」「カメラマン」など)
  • フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」(1927年)
  • フリードリヒ・ムルナウ監督の「ノスフェラトゥ」(1922年)

1927年のアメリカ映画「ジャズ・シンガー」が本格的なトーキー映画の先駆けとなり、以後サイレント映画は急速に姿を消しました。しかしその映像表現の豊かさや俳優の肉体演技の技術は、現代映画にも受け継がれる重要な遺産です。

使い方・例文

映画史の授業でチャップリンの「モダン・タイムス」を鑑賞するとき「これはサイレント映画の傑作だ」と紹介されます。現代でも、サイレント映画のスタイルに意図的にオマージュを捧げた作品が制作されることがあります。

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