ゴットフリート・ゼンパーとは?
ごっとふりーとぜんぱー
ゴットフリート・ゼンパーは、19世紀ドイツの建築家・理論家で、建築の様式と素材の関係を体系的に論じた先駆者です。
ゴットフリート・ゼンパー(Gottfried Semper、1803〜1879年)は、ドイツ・ハンブルク生まれの建築家・建築理論家です。歴史主義建築の実践者として多くの重要建築を設計する一方、建築の起源と様式を理論的に分析した著作を残し、近代建築思想の形成に大きな影響を与えました。
代表作であるドレスデン・ゼンパーオーパー(ゼンパー・オペラ)は、イタリア・ルネサンス様式を基調とした壮麗な歌劇場で、現在もドレスデンのランドマークとして親しまれています。1848年のドレスデン蜂起への関与を理由にドイツを追われ、ロンドン、チューリヒ、ウィーンなどを転々としながら活動しました。
建築理論の面では、主著『様式論』において建築の起源を炉(ファイアープレース)・基壇・屋根・囲いの四要素に分解し、織物・陶器・大工仕事・石工など各素材の技法が建築様式を生み出すという独自の理論を展開しました。
- ドレスデン宮廷歌劇場(ゼンパーオーパー)の設計
- ウィーン美術史博物館・自然史博物館(設計参加)
- 『様式論』(Der Stil)の著述
彼の理論はアドルフ・ロースやのちの機能主義建築家にも参照され、建築と素材・技術の関係を考える際に今も引用されます。
使い方・例文
建築史の講義や論文で「ゼンパーの四要素理論にもとづけば…」という形で、建築の起源や素材と様式の関係を論じる際に登場します。
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