コンストラクティヴィスムとは?
こんすとらくてぃゔぃすむ
コンストラクティヴィスムとは、20世紀初頭にロシアで生まれた芸術・建築・デザインの前衛運動で、幾何学的形態と機能性を重視する思想です。
コンストラクティヴィスム(Constructivism・構成主義)は、1910年代後半にソビエト・ロシアで台頭した前衛芸術運動です。アレクサンドル・ロトチェンコやエル・リシツキー、タトリンらが中心となり、芸術を社会変革の道具として位置づけ、純粋な装飾よりも「構造」と「機能」を重んじる思想を展開しました。
運動の核心にあるのは、芸術と産業・建築・グラフィックデザインを融合させるという理念です。直線・円・三角形などの幾何学的形態を組み合わせ、写真モンタージュや斜めのレイアウトを積極的に取り入れた大胆なビジュアル表現が特徴です。プロパガンダポスターや展示デザイン、舞台装置など広範な分野に応用されました。
主な特徴を挙げると以下のとおりです。
- 幾何学的・抽象的な形態の優先
- 赤・黒・白を中心とした限定的な色彩
- 機能主義的な思想(美と用の統合)
- タイポグラフィとイメージの革新的組み合わせ
- 工業材料・新技術の積極的活用
1920年代以降、バウハウスやデ・ステイルなどヨーロッパの前衛運動にも大きな影響を与え、現代のグラフィックデザイン・建築・インテリアデザインの源流のひとつとなっています。ソビエト国内では1930年代にスターリン体制下のリアリズム路線に押され衰退しましたが、その造形原理は現代にも生き続けています。
使い方・例文
美術館のポスターや建築の教科書で、太い斜めライン・幾何学図形・限られた色彩で構成された作品を見たとき、コンストラクティヴィスムの影響が指摘される場面でこの語が登場します。
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