ゲートドライバICとは?
げーとどらいばあいしー
ゲートドライバICとは、MOSFETやIGBTなどのパワースイッチング素子を高速・確実にオン・オフさせるための駆動信号を供給する専用の集積回路です。
ゲートドライバIC(Gate Driver IC)は、MOSFETやIGBTといったパワー半導体素子のゲート端子を駆動するための専用ICです。マイコンやFPGAが出力するロジック信号(3.3V・5V程度)を、パワー素子を確実にスイッチングできる電流・電圧に変換・増幅する役割を担います。
パワー素子のゲートにはキャパシタンスがあるため、高速スイッチングには瞬間的に大きな充放電電流が必要です。マイコンの出力ピンだけでは電流が不足するため、ゲートドライバICが必要になります。
主な機能・特徴は次のとおりです。
- 高電流出力:数A〜十数Aのゲートピーク電流でスイッチング速度を制御
- 絶縁型・非絶縁型:ハーフブリッジ・フルブリッジ構成では高圧側素子の駆動に絶縁が必要になることがある
- デッドタイム生成:上下アームの同時オンによる短絡を防ぐ
- 保護機能:過電流(DESAT保護)・低電圧ロックアウト(UVLO)など
- ブートストラップ回路内蔵:ハイサイドMOSFET駆動用のフローティング電源を内部生成
インバータ・モータドライバ・スイッチング電源など、パワーエレクトロニクス全般で使われており、TI・Infineon・ON Semiconductorなどから多数の製品が供給されています。
使い方・例文
電動自転車のモータコントローラでは、ゲートドライバICがマイコンのPWM信号を受け取り、パワーMOSFETを高速スイッチングしてモータへの電流を制御しています。
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