ゲルティ・コリとは?
げるてぃこり
ゲルティ・コリとは、グリコーゲン代謝の仕組みを解明してノーベル生理学・医学賞を受賞した、アメリカの生化学者です。
ゲルティ・テレサ・コリ(1896〜1957年)は、チェコスロバキア(現チェコ)出身のアメリカ人生化学者で、糖代謝の研究によって1947年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。夫のカール・コリとともに受賞し、女性として世界で3人目のノーベル賞受賞者となりました。
ゲルティとカールのコリ夫妻が解明した「コリ回路」は、筋肉で生成された乳酸が肝臓に運ばれ、グルコースに再合成されてエネルギー源として再利用される仕組みを示したものです。この発見は糖代謝の基礎理解に大きく貢献しました。さらに二人は、グリコーゲンがリン酸化によって分解・合成される酵素反応(コリエステルの発見)を明らかにし、生化学の教科書に不可欠な知識を提供しました。
ゲルティはプラハのドイツ系医科大学で医学を学び、在学中にカールと出会い結婚。渡米後も共同研究を続け、ワシントン大学(セントルイス)で研究を行いました。彼女の仕事は女性科学者が極めて少なかった時代に、夫と対等なパートナーとして研究をリードした点でも高く評価されています。晩年は骨髄線維症を患いながらも研究を継続しました。
使い方・例文
生化学の授業でグリコーゲン代謝やコリ回路を学ぶ際、またノーベル賞受賞女性科学者の歴史を振り返る文脈でゲルティ・コリの名が登場します。
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