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カール・コリとは?

かーるこり

カール・コリは、妻ゲルティとともにグリコーゲン代謝の仕組みを解明し「コリ回路」を発見した、1947年ノーベル生理学・医学賞受賞のチェコ系アメリカ人生化学者です。

カール・フェルディナント・コリ(Carl Ferdinand Cori、1896〜1984年)は、現在チェコ(当時オーストリアハンガリー帝国)プラハ出身の生化学者で、妻のゲルティ・コリとともに炭水化物代謝研究で歴史的な成果を残しました。

二人の最も重要な発見は「コリ回路(Cori cycle)」です。筋肉が激しく運動した際に生じる乳酸が血液で肝臓に運ばれ、そこでグルコースに再合成されて再び筋肉に供給されるという循環を明らかにしました。この発見は、身体がエネルギーをいかに効率よく利用・再利用するかという代謝生理学の中核をなすものです。

さらに二人はグリコーゲンの分解・合成に関わる酵素「グリコーゲンホスホリラーゼ」を発見し、その反応機構を解明しました。この酵素研究は酵素化学全体の発展に大きく貢献し、後のホルモン(インスリン・グルカゴン)による血糖調節メカニズムの解明にもつながりました。

  • コリ回路(乳酸から糖新生への経路)の発見
  • グリコーゲンホスホリラーゼの発見と機構解明
  • 「コリエステル」(グルコース-1-リン酸)の発見
  • ゲルティ・コリとともに1947年ノーベル生理学・医学賞を受賞

カールとゲルティのコリ夫妻は、科学者夫婦として共同研究の成功例としても広く知られています。

使い方・例文

スポーツ生理学や医学の教科書で「運動後の乳酸が体内でどう処理されるか」を説明する際、コリ回路の図とともにカール・コリの名前が紹介されます。

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