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ゲラダとは?

げらだ

ゲラダとは、エチオピアの高地草原にのみ生息するオナガザル科の霊長類で、草を主食とする珍しい食性と、オスの胸の赤い皮膚が特徴的です。

ゲラダ(学名:Theropithecus gelada)はオナガザル科テロピテクス属に分類される霊長類で、エチオピア中部・北部の高地(標高1,800〜4,400m)に固有の種です。別名「ライオンバブーン」とも呼ばれますが、バブーン(ヒヒ属)とは別属です。

ゲラダの最大の特徴は食性にあります。霊長類の中では例外的に草食性が非常に高く、食事の約90%以上を草の葉や茎、根が占めます。高地草原(エチオピア高原のシミエン山地など)でこの食性に特化した進化を遂げました。地面に座ったまま素早く草を摘む採食スタイルも独特です。

その他の主な特徴は以下のとおりです。

  • オスの胸部中央に赤い裸の皮膚があり、発情期に鮮やかになる(性的シグナル)
  • 大きな群れ(ハレム単位+複数ハレムのバンド)で生活し、数百頭の群れを形成することもある
  • 豊かな表情と声域を持ち、社会的コミュニケーションが発達している
  • ヒョウ・ワシなどに捕食されるため、崖沿いで就眠し安全を確保する

生息地の農地化や放牧地拡大による生息域の縮小が懸念されており、国際自然保護連合(IUCN)では脆弱(Vulnerable)に近い状況として監視が続けられています。

使い方・例文

エチオピアのシミエン山岳国立公園を訪れると、数十頭から数百頭のゲラダが崖縁の草原に集まって草を摘む光景を間近で観察できることがあります。

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