ケロイドとは?
けろいど
ケロイドとは、傷が治癒した後も皮膚の線維組織が過剰に増殖し、元の傷口を超えて広がる病的な瘢痕組織です。
ケロイド(keloid)は、皮膚が損傷を受けた後の修復過程において、コラーゲンを産生する線維芽細胞が異常に活性化し続けることで生じる病的な瘢痕(はんこん)です。正常な傷跡と異なり、元の傷口の境界を越えて周囲の健康な皮膚にまで広がるのが最大の特徴で、この点が同じく盛り上がる「肥厚性瘢痕」とは本質的に異なります。
見た目は隆起した硬い皮膚で、赤みや紫色がかった色調を呈します。かゆみや灼熱感、痛みを伴うことが多く、患者の生活の質に影響することがあります。発生しやすい部位として、胸・肩・耳たぶ・上腕などが知られています。
ケロイドは遺伝的素因が強く関与しており、特定の人種(アフリカ系・アジア系など)に多い傾向があります。手術・ピアス・やけど・ニキビ跡なども契機になります。
治療法には以下のものがあります。
- ステロイド局所注射(最も一般的)
- 圧迫療法・シリコンジェルシート
- 外科的切除(再発リスクがあるため術後照射などと組み合わせる)
- レーザー治療・凍結療法
使い方・例文
ピアスの穴や手術の傷跡がだんだん大きくなり、もとの範囲を超えて硬く盛り上がってきた場合にケロイドが疑われます。体質的にケロイドができやすい方は、不必要な手術や外傷を避けることも予防策のひとつとして医師から指導されます。
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