ケチュア人とは?
けちゅあじん
ケチュア人とは、南米アンデス地域に暮らす先住民族で、かつてのインカ帝国の中核を担い、ケチュア語という共通語を今も話す人々です。
ケチュア人(Quechua)は、ペルー・ボリビア・エクアドル・コロンビア・チリ・アルゼンチンにまたがるアンデス山脈地帯を中心に居住する先住民族です。南米最大の先住民族グループの一つであり、その人口は合計で数百万人にのぼると言われています。
ケチュア人はインカ帝国(タワンティンスユ)の基盤となった民族であり、インカが各地を征服・統合するにあたってケチュア語を「帝国の公用語(リンガ・フランカ)」として普及させたことで、現在も広域にわたって話されています。インカは優れた農業技術・石造建築・道路網・結縄文字(キープ)などの高度な文明を発展させました。
16世紀のスペインによる征服以降、社会的・経済的な周縁化が続きましたが、ケチュア語は今日も多くの国で先住民族の言語として公的に認められています。伝統的な農業(じゃがいも・とうもろこし・キノアなど)、祭礼、織物、音楽はアンデス文化の根幹として受け継がれています。
ケチュア人の文化は現代の中南米社会にも深く溶け込んでおり、先住民族の権利回復運動や文化的復興の動きも活発です。
使い方・例文
ペルーやボリビアの文化・歴史を扱う文脈で「ケチュア人」「ケチュア語」という語がよく登場し、アンデスの農村社会や伝統工芸の紹介でも頻繁に使われます。
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