グリーンインフラとは?
ぐりーんいんふら
グリーンインフラとは、自然の機能を活用して社会基盤を整備・補完し、環境と人間活動を両立させるまちづくりの考え方です。
グリーンインフラ(Green Infrastructure)とは、森林・河川・湿地・公園・緑地・街路樹・屋上緑化・雨水浸透施設など、自然や半自然の要素を積極的に活用して、治水・防災・都市冷却・生物多様性保全・生活環境向上などの社会的課題を解決しようとするインフラ整備の概念です。コンクリートや鋼材による「グレーインフラ(灰色インフラ)」に対置される言葉として使われます。
グリーンインフラが注目される背景には、気候変動による集中豪雨・都市型洪水・ヒートアイランド現象の深刻化、生物多様性の損失、人口減少による既存インフラの維持困難などの課題があります。自然が本来持つ雨水の保水・浸透機能や気温調節機能を都市計画に組み込むことで、コストを抑えながら複数の課題に同時に対応できます。
具体的な取り組みには以下のものがあります。
- 河川の氾濫原を公園として活用した遊水地の整備
- 雨庭(レインガーデン)や透水性舗装による雨水の地中浸透
- 屋上・壁面緑化による断熱・冷却効果の確保
- 街路樹や緑道ネットワークによる生態系回廊の形成
日本では国土交通省が2015年頃からグリーンインフラの推進を政策に盛り込んでおり、各自治体でも導入事例が増えています。防災・減災と環境保全を同時に達成できる持続可能な社会基盤整備として、今後さらなる普及が期待されています。
使い方・例文
「市街地に雨庭や透水性の緑地を設けるグリーンインフラの整備により、集中豪雨時の排水負荷を軽減しながら生物の生息環境も確保できる」という形で、環境政策や都市計画の文脈で使われます。
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