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グッドハートの法則とは?

ぐっどはーとのほうそく

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グッドハートの法則とは、ある指標が目標として設定された途端にその指標は有効な測定手段でなくなる、という社会科学上の原則です。

グッドハートの法則(Goodhart's Law)は、イギリス経済学者チャールズ・グッドハートが提唱した観察で、「ある測定値が目標ターゲット)として設定されると、それはもはや良い測定値ではなくなる」という趣旨の原則です。簡潔には「指標が目標になると、指標としての機能を失う」とまとめられます。

この法則が生じる理由は、目標化された指標を達成しようとする行動者が、その指標だけを操作・最適化してしまい、本来計測すべき実態と乖離が生じるからです。

具体例として次のようなケースが挙げられます。

  • テストの点数を学力の指標として重視しすぎると、点数を上げるための「詰め込み・試験対策」に特化し、真の理解力が育ちにくくなる
  • コールセンターで「通話件数」を目標にすると、担当者が短時間で通話を切るようになり、顧客満足度が下がる
  • 経済政策でGDPを目標化すると、数字を上げるための短期的な措置が優先され、持続的成長が犠牲になる場合がある

グッドハートの法則は政策立案・医療・教育・企業経営など幅広い分野に適用され、KPI(重要業績指標)設計の落とし穴を示す概念として現代でも広く引用されます。単一指標への依存を避け、複数の指標や定性的評価を組み合わせることが対策とされています。

使い方・例文

学校のランキングを入試合格者数で評価するようにすると、学校はその数を増やすことだけに注力して本来の教育の質が軽視されかねない——これがグッドハートの法則の典型的な事例とされる。

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