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クルド人とは?

くるどじん

クルド人とは、中東のトルコイラクイラン・シリアなどにまたがる山岳地帯を故地とする民族で、独自の言語・文化を持ちながら国家を持たない世界最大規模の民族の一つです。

クルド人(Kurds)は、主にトルコ南東部・イラク北部・イラン西部・シリア北部・アルメニア南部などにまたがるクルディスタン地方を故地とするイラン系の民族です。総人口は推定で数千万人規模とされており、独自の国家を持たない民族としては世界最大規模の一つとして知られています。

クルド語はインド・ヨーロッパ語族のイラン語派に属し、クルマンジー語・ソラニー語など複数の方言グループがあります。宗教的にはイスラム教徒(スンナ派)が多数を占めますが、ヤジディー教徒やキリスト教徒のクルド人も存在します。

クルド人の政治的状況は複雑で、居住する各国でそれぞれ異なる扱いを受けてきました。

  • トルコ— 長年にわたり言語・文化の制限が行われ、武装勢力PKKとの紛争が続いた
  • イラク— フセイン政権下で大規模な迫害を受け、現在は半自治地域(クルディスタン地域)が設立されている
  • シリア— 内戦を経てロジャヴァ(北・東シリア自治区)として一定の自治を獲得
  • イラン— 少数民族として政治的権利が制限されている

第一次世界大戦後のセーブル条約(1920年)ではクルド人の自治・独立が約束されましたが、その後のローザンヌ条約(1923年)で取り消され、現在に至る領土問題の原点となっています。クルド人の独立・自治をめぐる問題は、現在も中東政治の重要な課題の一つです。

使い方・例文

クルド人という名称は、中東情勢の報道・難民問題・少数民族の権利に関する国際政治の解説でよく登場します。

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