クルシュー砂州とは?
くるしゅーさす
クルシュー砂州とは、バルト海沿岸に延びるリトアニアとロシアにまたがる細長い砂の半島で、ユネスコ世界遺産に登録された自然・文化景観です。
クルシュー砂州(リトアニア語:Kuršių nerija、ドイツ語:Kurische Nehrung)は、バルト海の東岸に南北約98kmにわたって延びる細長い砂州です。北半分はリトアニア、南半分はロシアのカリーニングラード州に属しており、バルト海とクルシュー潟湖(ラグーン)を隔てています。2000年にユネスコ世界遺産(文化的景観)に登録されました。
この地域の特徴は以下の通りです。
- 幅は最も狭い部分で約400m、最も広い部分でも約4kmほど
- 高さ60m前後に及ぶ移動砂丘(ナギリスの死砂丘など)が連なる
- 松林や砂浜・湿地など多様な自然環境が共存
- ヨーロッパの渡り鳥の主要な移動経路にあたり、鳥類観察の名所
歴史的には古くからプルス族・クール族などが居住し、後にドイツ騎士団の支配を受けました。かつては砂丘の移動による集落の砂への埋没という深刻な環境問題があり、18〜19世紀に大規模な植林が行われて安定化が図られました。この植林された松林と砂丘の景観が現在の独特の美しさを形成しています。
リトアニア側の主要な町ニダは芸術家や作家が集まる文化的な保養地としても知られ、ドイツの文豪トーマス・マンが夏を過ごした別荘も残されています。
使い方・例文
「バルト三国を旅した際、クルシュー砂州の巨大な砂丘から潟湖とバルト海の両方が見渡せる絶景に息をのんだ」という旅行記で登場することが多い地名です。
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