クリスティーヌ・ド・ピザンとは?
くりすてぃーぬどぴざん
クリスティーヌ・ド・ピザンとは、14〜15世紀に活躍したフランスの女性詩人・著作家で、ヨーロッパ初期の女性文学者として知られます。
クリスティーヌ・ド・ピザン(Christine de Pizan、1364年ごろ〜1430年ごろ)は、イタリア生まれでフランスで活動した中世の詩人・著述家です。ヴェネツィア出身の父がフランス宮廷の占星術師として招かれたため、幼少期にパリへ移住しました。
夫を早くに亡くし、子どもや母を養うために文筆活動を始めたクリスティーヌは、宮廷の庇護を受けながら詩や散文を次々に発表しました。当時、文筆で生計を立てた女性はほとんど存在しなかったため、彼女はヨーロッパ文学史における最初期のプロ女性作家の一人と評価されています。
代表作には以下のものがあります。
- 『婦人の都』(1405年):歴史上の偉大な女性たちの物語を集め、女性の知性と徳を擁護した散文作品
- 『ローズの書き直し』:女性を貶めるとされた詩への批判的応答
- 多数の抒情詩・バラード・教訓詩
クリスティーヌの著作はフランス語で書かれ、宮廷の注目を集めました。彼女の視点は中世における女性の権利と尊厳を正面から論じており、フェミニズム思想の先駆けとして現代でも再評価されています。
使い方・例文
中世文学や女性文学史の授業・文献で「クリスティーヌ・ド・ピザンは女性が著述を職業とした先駆的な例として挙げられる」のように言及されます。
この用語をシェア
最終更新: