クリスティーナ (スウェーデン女王)とは?
くりすてぃーな
クリスティーナとは、17世紀のスウェーデン女王で、三十年戦争終結に貢献し、学芸の保護者として知られた後、カトリックに改宗して王位を放棄した異色の君主です。
クリスティーナ(1626〜1689年)は、スウェーデン王グスタフ2世アドルフの一人娘として生まれ、父王の戦死後、1632年に即位して1654年まで在位しました。幼少期から古典語・哲学・数学など幅広い学問を学び、男性君主と同等の帝王学教育を受けました。
統治期間中、三十年戦争(1618〜1648年)の終結を定めたウェストファリア条約(1648年)の締結に重要な役割を果たし、スウェーデンをバルト海の強国として維持しました。また学問・芸術の積極的な後援者として、デカルトをはじめとする多くの知識人をストックホルムの宮廷に招いたことでも知られます(デカルトは1650年に宮廷滞在中に没しています)。
しかしクリスティーナの最も衝撃的な行動は、1654年の退位でした。生涯独身を貫くと宣言し、後継者を指名してスウェーデンを離れ、ローマへ向かいました。その途上でカトリックに改宗したことはヨーロッパ中を驚かせました。その後はローマに定住し、文化サロンを主宰して教皇との関係を保ちながら余生を送りました。絶対王政の時代に自らの意志で権力を手放した稀有な君主として、今日も多くの関心を集めます。
使い方・例文
「クリスティーナ女王はデカルトをスウェーデン宮廷に招いたことで知られるが、退位してローマに去った異例の人生も歴史家を引きつけてやまない」という文脈で登場します。
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