キャリコとは?
きゃりこ
キャリコとは、もともとインドのカリカットで生産された未漂白・未染色の平織り綿布のことで、現在ではプリント綿布全般を指すこともあります。
キャリコ(Calico)とは、インドのコーリカンド(カリカット、現在のコジコーデ)で生産されたことを語源とする綿織物です。16〜17世紀にポルトガル・オランダ・イギリスの東インド会社がインドから大量に輸入し、ヨーロッパで広く普及しました。
キャリコは国や地域によって指すものが異なります。
- イギリスでは:プリント柄の入った綿布、あるいは粗めの平織り綿布全般を指すことが多い
- アメリカでは:特に小さな花柄や幾何学プリントが入った綿布を指し、パッチワーク生地として広く使われる
- 日本では:捺染(なっせん)された更紗(さらさ)に近い意味合いで使われることがある
その歴史的な意義も大きく、17世紀後半にイギリスへの安価なキャリコ輸入が急増したことで、国内の毛織物業者が保護を求め「キャリコ法(1690年・1720年)」が制定されました。これは自国産業保護のために輸入綿布の着用を禁じた法律であり、産業政策の歴史的事例としてよく引用されます。
現代においてキャリコは、ドレスメイキングの試作布・手芸用素材・エコバッグ素材としても広く活用されています。安価で扱いやすく、プリントやペイントが映えるため、DIYやクラフトの世界でも重宝されます。
使い方・例文
キャリコは洋裁のパターンを試す際の「仮縫い布」として使われることが多く、安価で手に入りやすいため、デザイン確認の素材として世界中のデザイナーが活用しています。
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