ガンギ車とは?
がんぎぐるま
ガンギ車とは、機械式時計の脱進機において規則正しい時間を刻むために使われる、歯の形が特殊な歯車のことです。
ガンギ車(がんぎしゃ、英語:escape wheel)は機械式時計の脱進機(エスケープメント)を構成する中心的な歯車です。アンクル(レバー)と組み合わせて使用され、ぜんまいのエネルギーを一定の間隔で少しずつ解放することで、時計が規則正しく動く仕組みを作り出します。
ガンギ車の歯は一般的な歯車と異なり、斜めに傾いた独特の形状をしています。この特殊な歯形がアンクルの爪石と噛み合うことで、エネルギーを断続的に解放する「脱進」動作を実現します。この動作が時計のチクタクという音を生み出します。
脱進機の仕組みは以下のように機能します。
- ぜんまいのエネルギーが輪列(歯車列)を通じてガンギ車に伝わる
- ガンギ車の歯がアンクルの爪に引っかかって一時停止する
- テンプ(調速機)の振動によってアンクルが左右に揺れ、爪が解放される
- 解放された歯車が次の爪に引っかかるまで少し進む
使い方・例文
「機械式時計を分解すると、ガンギ車とアンクルが交互に動く脱進動作がはっきりと観察できる」という形で、時計修理や機械工学の文脈で使われます。
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