ガストン・エユデマとは?
がすとんえゆでま
ガストン・エユデマは、西アフリカのトーゴ共和国で長期にわたり政権を握った軍人・政治家です。
ガストン・エユデマ(Gnassingbé Eyadéma、1935年〜2005年)は、トーゴ共和国の軍人・政治家で、アフリカ史上でも有数の長期独裁政権を築いた人物です。
エユデマはトーゴ北部のカビエ族出身で、フランス植民地軍に入隊後、独立後のトーゴ軍においても頭角を現しました。1963年には初代大統領シルヴァヌス・オリンピオを暗殺するクーデターに関与し、1967年には再びクーデターを起こして自ら権力を掌握します。以後2005年の死去まで約38年にわたって大統領の座に就き続け、一党独裁体制を維持しました。
国内では反対勢力の弾圧や人権侵害が相次ぎ、国際社会から批判を受けることも多かった一方、石油や燐鉱石資源の利権を背景に経済的な安定を一定程度維持しました。1990年代には民主化の圧力に直面し、複数政党制の導入に応じましたが、選挙不正の疑惑が繰り返され、形式的な民主化にとどまったとの評価が多くあります。
2005年2月に在職中に死去すると、息子のフォール・ニャシンベが後継者として就任し、エユデマ一族の支配体制は事実上継続されました。彼の統治はアフリカにおける権威主義体制の典型例として、政治学・国際関係学の分野で広く取り上げられています。
使い方・例文
アフリカの長期独裁政権や冷戦後の民主化運動を論じる書籍・論文で、サハラ以南アフリカの事例として引用されることが多い人物です。
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