カルヴィングとは?
かるびんぐ
カルヴィングとは、氷河や棚氷の末端部が崩れ落ちて海や湖に巨大な氷塊を生み出す自然現象です。
カルヴィング(calving)とは、氷河や棚氷(氷床から海に張り出した氷の板)の先端部が割れて崩落し、海や湖に氷山や氷塊として落ち込む現象です。「出産」を意味する英語「calve」が語源で、親の氷から子の氷が生まれるというイメージに由来します。
カルヴィングが起きる仕組みは主に次のように説明されます。氷河は陸地から海へとゆっくり流れ出し、海面に接する末端部では浮力・潮汐・波・気温などの影響を受けて亀裂が発達します。この亀裂が拡大することで、巨大な氷の塊が本体から分離して海中や海面に落下します。
カルヴィングは自然なプロセスですが、近年は地球温暖化による海水温・気温の上昇が影響し、規模や頻度が増大していると報告されています。特に南極やグリーンランドの棚氷でのカルヴィングは海面上昇に直結するため、気候変動の観点から世界的に注目されています。また、グリーンランドのイルリサットなどは巨大なカルヴィングが観察できる観光地としても知られています。
使い方・例文
グリーンランドの氷河から数百メートル規模の氷塊がカルヴィングによって海に落下する映像は、地球温暖化の影響を示す象徴的な映像としてドキュメンタリー番組などでしばしば取り上げられます。
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