氷山とは?
ひょうざん
氷山とは、氷河や棚氷から分離して海上を漂流する大きな氷の塊で、体積の大部分が海面下に隠れているのが特徴です。
氷山(ひょうざん)とは、南極大陸や北極圏のグリーンランドなどにある氷河・棚氷が崩れ落ちて海に入り、海面を漂流する巨大な淡水氷の塊のことです。海水よりも密度が低い氷は浮力を生じますが、氷の約80〜90パーセントは海面下に沈んでいます。これが「氷山の一角」という慣用句の由来ともなっています。
氷山はその形と大きさによって分類されます。
- テーブル型(卓状):南極由来に多く、平坦な上面を持つ巨大なもの
- ドーム型・楔型・傾斜型:北極由来に多く見られる不規則な形状
大きさの基準では、水面上の高さが5メートル未満・長さ15メートル未満の小型を「グロウラー」と呼び、それ以上の規模のものが一般的に「氷山」と呼ばれます。巨大なものは長辺が数百キロメートルに達することもあります。
氷山は気候変動の文脈でも重要な指標です。近年、南極・北極ともに氷河の融解・崩壊が加速しており、大規模な棚氷崩壊によって形成される超大型氷山の出現頻度が増加しています。また、氷山の融解は海面上昇や海洋塩分濃度の変化を通じて、地球全体の海流や気候に影響を及ぼします。1912年のタイタニック号沈没事故の原因でもあり、現在は国際氷山監視サービスが追跡を行っています。
使い方・例文
「北大西洋を南下してきた氷山が航路上に出現したため、船会社は航路を変更して安全を確保しました。」
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