バーグシュルントとは?
ばーぐしゅるんど
バーグシュルントとは、氷河の上端と山の岩壁の間に生じる深い割れ目のことです。
バーグシュルント(Bergschrund)とは、山岳氷河の最上部において、動く氷河と岩壁に固着した氷との間に生じる大きな亀裂(クレバス)のことです。ドイツ語で「山の割れ目」を意味します。
氷河は重力によって斜面を下方へゆっくりと流れ続けますが、氷河の頭部が急な岩壁から離れようとする際、固定された岩盤上の氷と移動する氷の間に大きな引張力がはたらきます。この力によって氷が引き裂かれ、幅数メートル・深さ数十メートルにも達する割れ目が形成されます。
バーグシュルントは次のような特徴を持ちます。
- 夏季に最も大きく開口し、冬季は雪で埋まることがある
- 内部は低温で暗く、岩の侵食が活発に進む
- 登山ルートの障害となることが多い
- 氷河地形研究の重要な観察対象
氷河学・地形学においてバーグシュルントは、岩壁の浸食や氷河の後退過程を解明する手がかりとして重視されています。登山者にとっては技術的難所となるため、ルート選定に細心の注意が必要です。
使い方・例文
アルプスやヒマラヤなどの高山で氷河登山を行う際、取り付き部のバーグシュルントをロープで越えるシーンが登山記録に登場します。
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