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カルロ・カッラとは?

かるろからー

カルロ・カッラは、20世紀イタリアを代表する画家で、未来主義運動の創設メンバーとして活躍した後、形而上絵画へと転じた重要な芸術家です。

カルロ・カッラ(Carlo Carrà、1881〜1966)は、イタリア・ピエモンテ州クワルニェント生まれの画家で、20世紀前半のイタリア現代美術を牽引した中心人物の一人です。ミラノで絵画を学んだ後、1910年にフィリッポ・マリネッティが主導する「未来主義」運動に参加し、創設メンバーとして「未来派画家宣言」に署名しました。

未来主義時代の作品は、機械・スピード・動きのエネルギーを表現することを目指し、多視点的な構図や色の分解を取り入れたダイナミックなスタイルが特徴です。「アナーキストガッリの葬儀」などの作品がこの時期を代表します。

第一次世界大戦後、カッラはジョルジョ・デ・キリコと出会い、「形而上絵画(ピトゥーラ・メタフィジカ)」と呼ばれる新たな芸術運動へと転向しました。夢幻的で静寂な空間に人体模型やオブジェクトを配置したシュルレアリスム的な絵画が特徴で、後のシュルレアリスム運動にも影響を与えました。

その後は「ノヴェチェント・イタリアーノ(20世紀主義)」運動にも関わり、イタリアの古典的伝統に回帰した簡潔で堅固な様式を追求しました。批評家としても活躍し、著作を通じてイタリア現代美術の思想的基盤を形成しました。

使い方・例文

美術史の授業でイタリア未来主義を扱うとき、カッラの名前は必ずマリネッティやボッチョーニと並んで登場し、代表的な未来派画家として紹介されます。

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