カリブ族とは?
かりぶぞく
カリブ族とは、カリブ海の島々および南アメリカ北部に居住していた先住民族で、カリブ海という地名の語源となった人々です。
カリブ族(Caribs、自称カリナ/Kalinaなど)は、コロンブス到達以前からカリブ海の島々(小アンティル諸島)および南アメリカのギアナ沿岸地帯に広く居住していた先住民族です。「カリブ海(Caribbean Sea)」という地名はこの民族名に由来します。
カリブ族はアラワク族などの先住民を島嶼部から追い出しながら勢力を広げたとされ、ヨーロッパの植民者たちから戦闘的な民族として描かれました。かつては「人食い人種(カニバル)」として伝えられましたが、これは多分に植民地支配を正当化するためのプロパガンダを含んでいたとも指摘されています。
カリブ族の主な特徴は次のとおりです。
- カヌーを用いた島間の長距離航行技術
- 農業(キャッサバなど)・漁業・狩猟の複合生業
- 男性はカリブ語、女性はアラワク語を使い分けるとされた独特の言語慣習
- 植民地時代に激しい抵抗を示し、最後まで征服されなかった島も存在した
ヨーロッパとの接触後、疾病・戦争・奴隷制によって人口が激減しました。現在、セントビンセント・グレナディーンにはアフリカ系との混血であるガリフナ(ブラックカリブ)の子孫が暮らしており、その文化はユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
使い方・例文
大航海時代の歴史や中南米の先住民族を扱う授業・文献で登場します。「カリブ海」という地名の由来として触れられることも多いです。
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