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カラクム運河とは?

からくむうんが

カラクム運河とは、トルクメニスタンに建設された世界最大級の灌漑用人工運河で、アムダリヤ川から西部乾燥地帯へ水を送ります。

カラクム運河(カラクムスキー運河)は、トルクメニスタン(旧ソ連トルクメン・ソビエト社会主義共和国)を横断する大規模な灌漑用運河です。アムダリヤ川を水源とし、カラクム砂漠を横切って首都アシガバートを経由し、カスピ海に近いバルカナバートまで約1400キロメートルにわたって延びています。

建設は1954年に着工し、段階的に延伸を重ねて20世紀後半にほぼ現在の規模となりました。当初の目的は、乾燥した中央アジアの砂漠地帯を農業地帯に変えることで、綿花をはじめとする農作物の生産拡大が期待されました。実際にカラクム運河の整備によって、トルクメニスタン南部の農業生産性は大幅に向上しました。

一方で、この運河がもたらした課題も大きなものがあります。

  • アムダリヤ川の水量減少によるアラル海縮小への影響
  • 運河沿いの土壌への塩分集積による土地劣化
  • コンクリート未舗装区間からの大量漏水
  • 生態系への影響と周辺地域の砂漠化

カラクム運河は、ソ連時代の壮大な水資源開発プロジェクトの産物であり、20世紀における大規模灌漑技術の到達点を示すとともに、その持続可能性と環境への負荷について世界に問題提起した事例として重要です。現在も農業と生活用水の供給を担う、トルクメニスタンの大動脈です。

使い方・例文

地理や環境問題の授業では、カラクム運河はアラル海縮小の一因として、大規模灌漑と環境破壊を結びつける事例として説明されます。

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