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カブトエビとは?

かぶとえび

カブトエビとは、田んぼなどの一時的な淡水に出現する小型の甲殻類で、古代から形を変えていない「生きた化石」として知られる生物です。

カブトエビ(兜海老)は、鰓脚綱(さいきゃくこう)背甲目(Notostraca)に属する甲殻類の総称です。日本に生息する主な種はアメリカカブトエビ(Triops longicaudatus)とヨーロッパカブトエビ(Triops cancriformis)で、田植え後の水田に突然大量発生することで農家にもよく知られています。

「生きた化石」と呼ばれる理由は、その祖先の化石が数億年前の地層から発見されており、形態がほとんど変化していないためです。甲羅のような背甲(はいこう)に覆われた体つきが兜(かぶと)に似ていることが名前の由来です。

生態と特徴の主なポイントを以下に示します。

  • 耐久卵:乾燥に強い卵(休眠卵)を産み、何年も休眠したまま水が入ると孵化する
  • 短命:水が干上がる前の数週間という短い一生を送る
  • 農業への影響:田んぼの土を撹拌して雑草の発芽を抑制する益虫的な面もあるが、稲の根を傷つける害も指摘される
  • 飼育:観察キットが販売されており、教育教材として子どもに人気がある

生物の多様性や進化を学ぶ教材として小学校の理科でも取り上げられることがあり、水田農業の文化と深く結びついた身近な生き物です。

使い方・例文

田植えが終わった水田を覗き込むと、カブトエビが泥の中をかき回しながら泳いでいる姿が観察できる。

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