カバレッタとは?
かばれった
カバレッタとは、19世紀イタリアオペラのアリアの構成要素で、緩徐部に続いて歌われる速いテンポの華やかな結尾部分のことです。
カバレッタ(Cabaletta)とは、19世紀のイタリアオペラにおいて、アリアの終盤に置かれる軽快で速いテンポの部分を指す用語です。一般に緩徐なカンティレーナ(歌謡的部分)の後に続き、アリア全体を華やかに締めくくる役割を果たします。
典型的なイタリアオペラのアリア構成では、まず「テンポ・ダッタッコ」と呼ばれる序奏部があり、続いてゆったりとした「アダージョ」または「カンタービレ」の部分が歌われます。そしてテンポの転換を経て、最後にカバレッタが置かれます。カバレッタは単純な旋律を反復し、歌手が装飾音や高音域の技巧を披露する機会ともなっています。
カバレッタを多用した作曲家としてはドニゼッティ、ベッリーニ、初期のヴェルディが挙げられます。例えばヴェルディの「椿姫」や「リゴレット」にも典型的なカバレッタの構造が見られます。
ヴェルディの後期作品やヴァーグナーの楽劇が普及するにつれ、こうした定型的な構造は次第に廃れていきましたが、ベルカント・オペラの復興とともに現代でも再評価されています。
使い方・例文
オペラ評論で「このアリアはカンタービレからカバレッタへの転換が鮮やかで、歌手の技巧が光った」といった形で使われます。
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