カニシカ王とは?
かにしかおう
カニシカ王とは、1〜2世紀ごろ中央アジアから北インドを支配したクシャーナ朝の王で、仏教の東方伝播に多大な貢献をした君主です。
カニシカ王(カニシュカとも表記)は、クシャーナ朝(現在のアフガニスタン・パキスタン・北インドにまたがった王国)の最盛期を築いた王です。その治世は1世紀後半から2世紀前半頃と考えられていますが、正確な年代は学説によって幅があります。
カニシカ王はゾロアスター教・ギリシャ・ローマ・インドなど多文化が交差するシルクロードの要衝を治め、多様な宗教や文化に寛容な姿勢を示しました。中でも仏教への傾倒は深く、第4回仏典結集(仏教の経典を統一・整理する会議)を主催したとされており、仏教経典の整備と普及に貢献しました。
彼の治世下でガンダーラ美術が花開きました。ガンダーラ様式はヘレニズム(ギリシャ)美術の影響を受けた仏像彫刻で、この時代に初めて人間の姿をした仏像(ブッダ像)が製作されたとされています。この造形様式は中央アジア・中国・日本へと伝わり、仏教美術の原型を形成しました。
カニシカ王の名は、仏教の東方伝播とシルクロード交易の要であった時代を象徴するものとして、今日でも高く評価されています。
使い方・例文
「カニシカ王の話題は、仏教美術の起源やガンダーラ様式を解説するうえで欠かせない存在として、博物館の展示解説や世界史の教科書で登場します。」
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