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オーファンとは?

おーふぁん

オーファンとは、段落の最後の1行だけが次ページや次カラムの先頭に取り残されてしまう組版上の問題のことです。

オーファン(orphan)とは、段落の最後の1行だけがページや段組みのコラムをまたいで次の先頭に孤立してしまう状態を指す組版用語です。英語のorphanは「孤児」を意味し、段落本体から切り離された一行が独り残される様子をたとえています。

段落が複数ページにわたる場合、最後の短い行が次ページの冒頭に来ると、見た目のバランスが崩れるだけでなく、読者が文の流れを追いにくくなります。一般的な組版ルールでは、ページの先頭または末尾に孤立する行が出ないよう、少なくとも2〜3行をまとめて次ページに送ることが推奨されています。

オーファンと混同されやすい概念にウィドウ(widow)があります。ウィドウは段落の先頭の1行だけがページや段の末尾に残る状態を指し、二つを合わせて「孤立行」と呼ぶこともあります。DTPソフトやワードプロセッサには、これらを自動的に回避する「ウィドウ・オーファン制御」機能が搭載されていることが多いです。

書籍・雑誌・商業印刷物ではオーファンの発生を厳しく管理しており、デザイナーが手動で行送りや文字詰めを調整して対処します。Webデザインでも同様の概念が意識されるようになり、CSSのwidowsプロパティを使って制御できます。

使い方・例文

書籍の第3章が長く、段落の最後の一行だけが次ページの最上部に来てしまった場合、それがオーファンです。出版社の校正作業では、このような孤立行を見つけて文字詰めや改行位置を調整します。

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