オーティス・バートンとは?
おーてぃすばーとん
オーティス・バートンとは、深海潜水球「バチスフィア」を設計・開発し、ウィリアム・ビービとともに当時の有人潜水深度世界記録を樹立したアメリカの発明家・探検家です。
オーティス・バートン(Otis Barton)は、1899年にニューヨークで生まれた発明家・海洋探検家です。ハーバード大学とコロンビア大学で学んだ後、深海探査のための装置開発に情熱を傾けました。
バートンが設計した「バチスフィア(Bathysphere)」は、鋼鉄製の球形潜水艇で、船から鋼鉄ケーブルによって吊り下げる方式で深海に潜る仕組みでした。内部に2人が入り込める最小限の空間を持ち、外部とは電話と電気ケーブルで接続されていました。自力推進能力はなく、完全に母船のケーブルに依存する設計です。
バートンは博物学者のウィリアム・ビービと組んで、バミューダ沖での潜水実験を1930年代に繰り返しました。1930年の初潜水では約183メートルの深度に達し、1934年には当時の世界記録となる約923メートルの深度に到達しました。この記録は1948年までビービとの共同記録として保持されました。1949年にはバートン単独でバチスフィアを改良した潜水球で約1,370メートルの新記録を樹立しました。
バートンの開発した潜水技術とデータは、後の深海潜水艇や有人深海探査の基礎を築くものとなり、海洋科学の発展に大きく貢献しました。
使い方・例文
「深海探査の黎明期に活躍したオーティス・バートンとウィリアム・ビービのバチスフィアによる挑戦は、現代の深海潜水艇開発の出発点として海洋科学の授業で紹介される」ことがあります。
この用語をシェア
最終更新: