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オーギュスト・ピカールとは?

おーぎゅすとぴかーる

オーギュスト・ピカールとは、成層圏への気球飛行と深海探査の両分野で世界記録を打ち立てたスイスの物理学者・探検家です。

オーギュスト・ピカール(Auguste Piccard、1884〜1962年)は、スイス生まれの物理学者・冒険家で、成層圏と深海という人類にとって最も過酷な環境への挑戦で歴史に名を刻んだ人物です。双子の弟ジャン=フェリックスとともに科学者の家系に生まれ、ベルギーブリュッセル自由大学で物理学を教えながら独創的な探査機の設計に取り組みました。

1931年、ピカールは自ら設計した密閉型ゴンドラ付き気球で高度約15,781メートルに達し、人類初の成層圏到達を果たしました。この飛行は宇宙線の研究を目的としており、低酸素・低気圧環境でも科学観測を可能にする密閉加圧ゴンドラの実用化は後の宇宙開発に大きな影響を与えました。

その後、ピカールは深海探査にも転じ、「バチスカーフ」と呼ばれる深海潜水艇を発明・設計しました。バチスカーフは浮力タンクと加圧球形ゴンドラを組み合わせた構造で、自力で潜水・浮上できる点が従来の潜水球と異なりました。主な業績として以下が挙げられます。

  • 1931年・1932年の成層圏気球飛行(世界高度記録を更新)
  • バチスカーフ「FNRS-2」「トリエステ」の設計・開発
  • 息子ジャック・ピカールへの技術継承(後のマリアナ海溝最深部到達につながる)

ピカールの業績は「上(成層圏)も下(深海)も制した男」と評されることがあり、探求心と工学的才能を兼ね備えた20世紀を代表する探検科学者として讃えられています。

使い方・例文

「オーギュスト・ピカールは成層圏到達と深海探査の両方で世界記録を達成した」というように、科学探査の歴史や宇宙・深海開発の先駆者を紹介する文脈で登場する人物です。

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