オフバランスシートとは?
おふばらんすしーと
オフバランスシートとは、企業の貸借対照表(バランスシート)に計上されない資産や負債のことです。
オフバランスシート(Off-Balance Sheet)とは、企業の財務諸表のひとつである貸借対照表(バランスシート)に直接記載されない資産・負債・リスクを指します。これらは「簿外」と呼ばれることもあります。
代表的なオフバランス取引としては、
- オペレーティングリース(設備を購入せず借りることで資産・負債を非計上にする)
- 証券化(売掛債権やローンをSPCに移転してバランスシートから切り離す)
- 合弁会社やSPE(特別目的事業体)への資産移転
企業がオフバランスを活用する目的のひとつは、自己資本比率やレバレッジ指標を改善して見た目の財務健全性を高めることです。ただし、リスクそのものがなくなるわけではなく、外部の投資家や債権者には実態が見えにくくなるという問題があります。2001年のエンロン破綻では、大規模なオフバランス取引が財務の実態を隠す手段として悪用されたことが社会的に大きな問題となりました。
こうした反省から、国際財務報告基準(IFRS)や米国会計基準(US-GAAP)の改訂が行われ、オペレーティングリースの多くはバランスシートへの計上が義務付けられるようになりました。財務分析において、オフバランス項目の把握は企業の実質的なリスクを評価するうえで欠かせない視点です。
使い方・例文
企業が工場設備を購入する代わりにリース契約を結ぶことで、設備資産と対応する負債をバランスシートに載せずに済む、といった場面でオフバランスシートという言葉が使われます。
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