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オドアケルとは?

おどあける

ドアケルとは、西ローマ帝国を滅亡させたゲルマン系の傭兵隊長であり、イタリアを統治した初めての蛮族出身の王です。

ドアケル(Odoacer、435年頃〜493年)は、ゲルマン系の部族スキリ族出身の傭兵隊長で、476年に西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥルスを廃位させたことで歴史に名を刻む人物です。この出来事は一般西ローマ帝国の滅亡として位置づけられており、古代から中世への移行点として世界史上の大きな画期とされています。

オドアケルはローマ軍に傭兵として仕えていましたが、兵士への土地分配をめぐる不満が高まり、同じく不満を抱えたゲルマン系傭兵たちを率いてクーデターを起こしました。皇帝を廃位した後、彼は「イタリアの王」を名乗り、東ローマ皇帝ゼノンの名目上の宗主権を認めながらもイタリア半島を実効支配しました。

その統治スタイルは征服者というよりも行政家に近く、ローマの既存の官僚制度や元老院を温存しつつ安定した統治を行いました。しかし493年、東ローマ皇帝の命を受けて侵攻してきた東ゴート王テオドリックによって敗れ、ラヴェンナで暗殺されました。

オドアケルの存在は、古代ローマ世界の終焉と新たなゲルマン諸王国の勃興という歴史的転換を象徴しており、西洋史を理解するうえで欠かせない人物の一人です。

使い方・例文

世界史の授業で「西ローマ帝国はいつ滅びたか」という問いへの答えとして、476年にオドアケルが皇帝を廃位した年が取り上げられます。また、蛮族出身でありながらローマ式の統治を引き継いだ事例として、古代末期研究でよく言及されます。

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