エーリヒ・メンデルゾーンとは?
えーりひめんでるぞーん
エーリヒ・メンデルゾーンとは、20世紀前半のドイツを代表する建築家で、表現主義的な曲線フォルムと近代建築を融合させた作風で知られる人物です。
エーリヒ・メンデルゾーン(Erich Mendelsohn、1887〜1953年)は、ドイツ生まれの建築家で、20世紀近代建築史において表現主義建築の代表的存在として位置づけられています。ミュンヘンで建築を学んだ後、第一次世界大戦従軍中も戦場でスケッチを描き続け、独自の建築イメージを膨らませました。
戦後にベルリンで建築事務所を開いたメンデルゾーンは、1921年に竣工した「アインシュタイン塔」(ポツダム)で一躍その名を知らしめます。アインシュタインの相対性理論を検証するための天体物理観測所として設計されたこの建物は、流れるような曲線と有機的なフォルムを持ち、表現主義建築の傑作として今も高く評価されています。
1930年代にナチスが台頭すると、ユダヤ系であったメンデルゾーンはドイツを去り、英国・パレスチナ・アメリカと渡り歩きながら各地で重要な建物を設計しました。その仕事は一国に限定されず、国際的な広がりを持っています。
主な特徴と業績は以下の通りです。
- 表現主義建築の代表作「アインシュタイン塔」の設計
- 曲線・水平線・動的フォルムを組み合わせた独自の造形言語
- 百貨店・工場・シナゴーグなど多様な用途での設計実績
- 亡命後もアメリカで活躍し近代建築の発展に貢献
機能主義と表現主義の両方の要素を独自に統合したメンデルゾーンの建築は、現代建築の文脈でも繰り返し参照される重要な遺産です。
使い方・例文
近代建築史の授業や建築書で「表現主義建築の代表例」としてアインシュタイン塔とともに紹介されるほか、ナチス下の亡命建築家を論じる研究でもその名が頻繁に登場します。
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