エンドサイトーシスとは?
えんどさいとーしす
エンドサイトーシスとは、細胞が細胞膜を陥入させて細胞外の物質を取り込む働きのことで、栄養吸収・免疫反応・シグナル伝達など多様な生命活動を支えています。
エンドサイトーシス(endocytosis)とは、細胞が細胞膜を内側に陥入させてポケット状の構造を形成し、細胞外にある物質(タンパク質・脂質・粒子・微生物など)を小胞(ベシクル)に包んで細胞内に取り込む過程を指します。日本語では「飲食作用」と訳されることもあります。
エンドサイトーシスは取り込む物質や機構の違いによっていくつかの種類に分類されます。
- ファゴサイトーシス(貪食):マクロファージや好中球が細菌・異物などの大きな粒子を取り込む
- ピノサイトーシス(飲食作用):細胞外液を小さな液滴として取り込む
- 受容体介在性エンドサイトーシス:細胞表面の受容体に結合したリガンドを特異的に取り込む(コレステロール輸送などに重要)
取り込まれた物質はエンドソームを経てリソソームへ運ばれ、酵素によって分解・処理されます。エンドサイトーシスは次のような生命活動に不可欠です。
- 細胞への栄養素(鉄・コレステロール)の供給
- 免疫細胞による病原体の除去
- 細胞表面受容体の数の調節(シグナル伝達の制御)
一部のウイルスやバクテリアはこの機構を利用して細胞内に侵入することが知られており、感染症研究においても重要な概念です。
使い方・例文
免疫細胞(マクロファージ)が体内に侵入した細菌を取り囲んで飲み込み、内部で分解・無害化する過程はエンドサイトーシスの代表的な例です。
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