エンダッシュとは?
えんだっしゅ
エンダッシュとは、欧文組版で使われるダッシュ記号の一種で、数値の範囲や対比を示す際に用いられる「–」のことです。
エンダッシュ(en dash)は、欧文組版・タイポグラフィにおいて用いられるダッシュ記号のひとつで、Unicode文字コードではU+2013に割り当てられており、「–」と表記されます。名称の「en(エン)」は活版印刷の単位で、大文字「N」の幅(現代では基本的にフォントサイズの半分の幅)に由来します。
エンダッシュはハイフン(-)より長く、エムダッシュ(—)より短い記号で、主に次のような用途で使われます。
- 数値・年号の範囲を示す(例:2000–2010年、pp. 35–42)
- 対戦・対比関係を示す(例:日本–韓国戦、東京–大阪間)
- 複合語の要素が複数の語からなる場合の結合(例:Nobel Prize–winning scientist)
エンダッシュとよく混同されるのがハイフン(-)とエムダッシュ(—)です。ハイフンは語の分割や複合語の接続に、エムダッシュは文の挿入や強調に使われます。日本語の組版ではエンダッシュに対応する用法を波ダッシュ(〜)や全角ダッシュ(―)が担うことが多いため、エンダッシュ自体が使われる場面は欧文を扱う文書に限られます。
使い方・例文
英語の文書で「2010–2020」と書く際の「–」や、「London–Paris flight」のような区間・対比の表記にエンダッシュが使われます。
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