エルゼ・ラスカー=シューラーとは?
えるぜらすかーしゅーらー
エルゼ・ラスカー=シューラーは、20世紀初頭のドイツ表現主義を代表するユダヤ系の女性詩人です。
エルゼ・ラスカー=シューラー(1869〜1945年)は、ドイツのエルバーフェルト(現ヴッパータール)に生まれたユダヤ系の詩人・劇作家です。ベルリンに移り住んでから文学活動を本格化させ、ゲオルク・トラークルやゴットフリート・ベンら表現主義の詩人たちと深く交わりました。
彼女の詩は、東洋的・聖書的なイメージと強烈な個人的感情を組み合わせた独特の幻想世界が特徴です。自らを「王子ヨウサフ」や「テーベの王子」などと名乗り、神話と現実が溶け合う詩的宇宙を築きました。代表的な詩集には『スティクス』(1902年)や『ヘブライのバラード』(1913年)があり、後者ではユダヤの伝統と神話に根ざした深い抒情を展開しています。
ナチス政権が台頭した1933年、彼女はスイスへ亡命し、さらにパレスチナ(現イスラエル)へと渡りました。エルサレムで晩年を過ごし、1945年にその地で没しました。
ラスカー=シューラーはドイツ語圏の女性詩人として最も重要な存在のひとりとされ、クライスト賞(1932年)をはじめ複数の文学賞を受けています。表現主義文学における彼女の役割は大きく、今日でもドイツ語圏では学校教育で広く取り上げられています。
使い方・例文
「エルゼ・ラスカー=シューラーの詩は、東洋的な神秘と個人的な悲嘆が混ざり合った表現主義の精髄として、ドイツ文学の授業でしばしば引用される。」
この用語をシェア
最終更新: