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エボニー(指板材)とは?

えぼにー

エボニー(指板材)とは、弦楽器の指板に使われる黒色の硬い木材で、滑らかな弾き心地と耐久性、豊かな音の立ち上がりに優れた高級素材です。

エボニー(Ebony、黒檀)は、カキノキ科の熱帯樹木から採れる非常に硬質で緻密な黒色の木材で、弦楽器の指板(フィンガーボード)材として古くから最高素材のひとつとして用いられてきました。産地としてはインド・スリランカ・マダガスカル・アフリカ中部などが知られています。

指板にエボニーが使われる理由は、その物理的特性にあります。

  • 硬度の高さ:指や爪によるすり減りに強く、長期間の演奏に耐えます。
  • 表面の滑らかさ:弦を押さえる指の動きがスムーズで、演奏性に優れます。
  • 音響特性:音の立ち上がり(アタック)が鮮明で、クリアかつ明るいトーンに寄与するといわれています。
  • 吸湿性の低さ:環境変化による膨張・収縮が少なく、ネックの安定性を保ちます。
ギター・バイオリン・チェロ・マンドリンなど多くの弦楽器の高級モデルでエボニー指板が採用されています。一方で、乱獲による資源枯渇が深刻で、マダガスカル産エボニーは絶滅危惧種の木材として輸出規制の対象となっています。そのため近年はローズウッド・パーフェロー・リッチライトなど代替素材の使用が増えています。

使い方・例文

高級アコースティックギターのカタログに「エボニー指板」と記載されているとき、それは黒く滑らかな黒檀(エボニー)材で指板を仕上げた楽器であることを意味し、音の響きや弾き心地の品質を示す重要な仕様のひとつです。

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