ウンベルト・ボッチョーニとは?
うんべるとぼっちょーに
ウンベルト・ボッチョーニは、20世紀初頭イタリアの未来派を代表する芸術家で、運動と速度を造形的に表現しようとした先駆者です。
ウンベルト・ボッチョーニ(Umberto Boccioni、1882年〜1916年)は、イタリアの画家・彫刻家であり、未来主義(フトゥリズモ)運動の中心的人物のひとりです。カラブリア州レッジョ・カラブリアに生まれ、ローマでジャコモ・バッラに師事した後、ミラノを拠点に活動しました。
ボッチョーニは1910年に「未来派画家宣言」および「未来派絵画技術宣言」に署名し、伝統的な静止した表現を否定して、速度・力・動きを絵画と彫刻で表現することを宣言しました。彼の絵画では、同一の人物や物体が時間の流れに沿って複数の位置に重ねて描かれ、動きそのものを視覚化しています。この手法はキュビスムの影響も受けつつ、独自の「力の線(ライン・オブ・フォース)」概念として発展しました。
代表作には以下のものがあります。
- 「心の状態」三部作(別れ・出発・帰還)
- 「街が起きあがる」
- 彫刻「空間における連続性の唯一の形態」
彫刻においても動きの表現に取り組み、従来の静的な彫刻概念を打破しようとしました。しかし、第一次世界大戦中に落馬事故により34歳で死去し、その可能性は道半ばで絶たれました。未来派の理念と造形言語は、その後の現代美術に大きな遺産を残しています。
使い方・例文
デザインや映像の授業でダイナミックな動きの表現を学ぶとき、ボッチョーニの「連続性の唯一の形態」が参照されることがあります。
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